都バス代表? 「都」のつく系統は何が違うのか かつては特別だった

都営バスの系統の多くは、渋谷駅に発着する「渋66」など、駅名を表す漢字と2桁の数字で表されますが、なかには「都01」のように東京都の「都」が付く系統も。都営バスのなかでも特別な存在なのでしょうか。

「都01」から「都08」まで8つある

 都営バスの系統は「渋66」といったように、漢字1文字ないし2文字と2桁の数字で表されます。この「渋」は、発着する渋谷駅のこと。漢字は多くの場合、発着駅ないしは経由地の駅から取られます。

 なかには、これに当てはまらないものも。たとえば特定の学校への輸送を目的とした「学」系統など特殊な路線のほか、一般的な地点間輸送の路線でも、東京都の「都」がつく次の系統が挙げられます。「都01」から「都08」まで、主な運行区間とともに記載します。

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渋谷と新橋を六本木通り経由で結ぶ「都01」系統(2020年9月、中島洋平撮影)。

・都01:渋谷駅~六本木駅~新橋駅
・都02:大塚駅~錦糸町駅
・都03:四谷駅~晴海埠頭
・都04:東京駅丸の内南口~豊海水産埠頭
・都05:東京駅丸の内南口~晴海埠頭・東京ビッグサイト
・都06:渋谷駅~赤羽橋駅~新橋駅
・都07:錦糸町駅~門前仲町
・都08:日暮里駅~錦糸町駅

 いずれも、駅名に由来する漢字がつく系統と同じようなもので、実際、たとえば都01は新橋駅に発着することから、かつて「橋89」を名乗っていました。これらの多くは1980年代から90年代にかけて、既存の系統を改称したものでした。なお都05は新設です。

【写真】「都」の系統になれなかった都バス屈指の高乗車率路線

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