降臨「黒い787」 復活の特急「つばめ」ビュフェ JR九州渾身の新列車「36ぷらす3」

復活した懐かしの特急「つばめ」ビュフェ

「36ぷらす3」の詳細な運行ルートは以下の通りです。列車は木曜日から月曜日まで通して九州を巡る形で運行されていますが、乗車は通しではなく、それぞれのコースごとにする形です(すべてのコースに続けて乗れば、通しで乗ることになりますが)。

・木曜日:博多~熊本~鹿児島中央(肥薩おれんじ鉄道経由)
・金曜日:鹿児島中央~宮崎
・土曜日:宮崎空港・宮崎~大分・別府
・日曜日:大分・別府~門司港~小倉~博多
・月曜日:博多~佐賀~長崎/長崎~佐賀~博多

 また途中駅では、沿線の人々による「おもてなし」があります(長崎~博多を除く)。「ななつ星in九州」といった豪華列車で定番となっている「おもてなし」を、「36ぷらす3」でも楽しむことが可能です。

Large 200929 363 02

拡大画像

関係者が集まり行われた「36ぷらす3」完成披露式典(2020年9月29日、恵 知仁撮影)。

「36ぷらす3」は6両編成で、座席はすべてグリーン車で、個室も用意。畳敷きの車両もあります。

 また、3号車には特急「つばめ」時代にあったビュフェ(サロシ786 363)が17年ぶりに復活。九州の味覚などが提供されます。4号車はマルチカーで、イベントの開催などを考えているそうです。

 列車名の「36ぷらす3」は、世界で36番目に大きな島である九州を巡ること、「サンキュー」などにちなんだもの。運行開始日は2020年10月16日(金)の予定です(木曜日のコースは肥薩おれんじ鉄道が豪雨被災のため運転保留)。

【了】

【写真で見る!】降臨したJR九州渾身の黒い新列車「36ぷらす3」その外観と車内は…

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 正面中央にある2つの穴がキドニーグリルに見えるのは俺だけ?

  2. 了様、恵様ありがとうございます。了様も恵様も一足早く豪華列車の旅を楽しんで頂いていると存じます。了様も恵様もコロナ感染には十分に気をつけて、また新しい乗り物情報をよろしくお願いします。