降臨「黒い787」 復活の特急「つばめ」ビュフェ JR九州渾身の新列車「36ぷらす3」

JR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」が、その姿を現しました。鏡面仕上げや「おもてなし」など、豪華寝台特急「ななつ星in九州」の雰囲気を、比較的お手軽に楽しめます。特急「つばめ」以来のビュフェも復活しました。

ピッカピカです

 JR九州の新たなD&S列車(観光列車)「36ぷらす3」が、JR九州の小倉総合車両センターで2020年9月29日(火)、報道陣へ披露されました。

 1992(平成4)年に登場し、博多~西鹿児島間(当時)を結んだ特急「つばめ」などで使われていた787系電車を改造して誕生したもので、実際にまのあたりにすると、鏡のように黒光りする車体が、強い存在感を放っています。

「787系を最初に登場させるときも黒にしたかったのですが、そのときはできない状況でした」(デザインを担当したドーンデザイン研究所 水戸岡鋭治さん)

「787系のいいところを引き継ぎながら、まったく別の、21世紀にふさわしい車両に生まれ変わりました」(JR九州 青柳俊彦社長)

「36ぷらす3」の黒く輝く車体は、JR九州が誇る豪華寝台特急「ななつ星in九州」でつちかった車体の鏡面仕上げ技術を活用しているそうです。

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車体に周囲が写り込む、黒い鏡のような「36ぷらす3」(2020年9月29日、恵 知仁撮影)。

「36ぷらす3」は、このように「ななつ星in九州」を思わせる存在感ですが、沿線の味覚を楽しめる「ランチプラン」でも1万円代前半からあり、乗るだけであれば1万円を切っていく価格帯がポイントのひとつ。豪華列車「ななつ星in九州」と、気軽に乗れる特急「ゆふいんの森」などの中間に位置する列車で、よりお手軽に「ちょっと豪華な非日常の列車旅」を楽しめる具合です。JR九州は「ご家族連れも含め、多様なニーズにお応えできる価格帯」と考えているとのこと。

 また運行コースも、九州を周遊するように5種類が設定されており、所要6時間半で最長の「福岡~熊本~鹿児島」や、所要3時間半と短めな「長崎~佐賀~福岡」など、「ちょっと豪華な非日常の列車旅」を手軽に、様々な形で楽しめるようになっています。

【写真で見る!】降臨したJR九州渾身の黒い新列車「36ぷらす3」その外観と車内は…

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コメント

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2件のコメント

  1. 正面中央にある2つの穴がキドニーグリルに見えるのは俺だけ?

  2. 了様、恵様ありがとうございます。了様も恵様も一足早く豪華列車の旅を楽しんで頂いていると存じます。了様も恵様もコロナ感染には十分に気をつけて、また新しい乗り物情報をよろしくお願いします。