観光地「北海道」のいま ホテル側も「多種の工夫」… コロナ禍から回復しつつある現状

「Go To」の東京追加など、国内旅行の推進が図られている昨今、一大観光地の北海道はどう変わったのでしょうか。それを受け入れるホテルでは、アナログ&デジタルの両面でさまざまな工夫を凝らしていました。

9月連休は賑わいを見せる北海道

 2020年10月から、政府主導の「Go To トラベル」に東京発着が加わり、旅行に行くコストが大幅に下がるなど、日本では新型コロナウイルスの感染拡大と戦いなから、全国的に国内旅行については推進されることになります。これにともなって、9月19日の4連休からは国内線航空便の搭乗率が大幅に回復するなど、「旅行機運」が高まっていることは明らかです。

 そのなかで全国でも「5本の指」に入る旅行先としてあげられるのが、北海道でしょう。4連休中の様子について、とある道内の温泉旅館のスタッフは「日帰り入浴で駐車場にクルマが入れないほど、お客様に来ていただけました」と話します。

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2020年9月の札幌駅の様子(2020年9月、乗りものニュース編集部撮影)。

 とはいえ、国内旅行のハードルが下がったとはいっても、まだまだ平時の賑わいに完全に戻ったわけではありません。

 札幌市内のタクシー運転手は「人は多くなってきたが、まだ休日前と平日の差が激しいです。あと、まだ外国人の観光客がいないので、まだまだかつてのようにはいかないです」とも。道内の観光産業を支えていたいわゆる「インバウンド需要」がなくなった影響は大きいようです。また「どちらかというと今は、若いお客さんが多い」というのも、札幌市内の特徴と話します。

 そして道内のホテルでは、新型コロナウイルスの感染対策を万全にしつつ、観光客の受け入れ準備を進める動きも見られました。

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