アメリカ海軍の最新鋭イージス駆逐艦「デルバート・D・ブラック」就役
1番艦の就役から四半世紀以上、いまだ新造が続くイージス駆逐艦の最新鋭艦です。
2020年9月26日(土)、アメリカ本土のフロリダ州ポートカナベラルにおいて、アーレイバーク級ミサイル駆逐艦「デルバート・D・ブラック」の就役式典が実施されました。同艦は大西洋艦隊に配備されます。
「デルバート・D・ブラック」は、1991年7月4日に1番艦が就役したアーレイバーク級イージス駆逐艦の最新鋭艦で、68番目の艦になります。
艦名は、1967年1月に初代アメリカ海軍最上級上等兵曹(マスター・チーフ・ペティ・オフィサー・オブ・ザ・ネイビー)となったデルバート・ブラック上等兵曹に因んだもので、本人はすでにこの世を去っているものの、就役式典には存命中の夫人をはじめ家族が立ち合いました。
「デルバート・D・ブラック」は、アーレイバーク級のなかでも改良型にあたるフライトIIAと呼ばれるタイプで、初期建造艦よりも船体サイズが大きくなり、後部に艦載ヘリコプターを2機収容できる格納庫があるのが特徴です。また艦橋の4面に装備したフェイズド・アレイ・レーダーや艦首喫水線下のソナーなども新型に更新されています。
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