日本一大きい交差点? 片側7~8車線の平面交差なぜできた 改良で渋滞解消なるか

「広さ」は昔から!

 仙台バイパスは1960年代から70年代にかけて開通し、箱堤交差点を含む苦竹IC(箱堤交差点の北側、インターチェンジ構造で国道45号と接続)までの8km区間は1980年代に6車線(片側3車線)化されています。仙台河川国道事務所によると、その後も交通量の増加に応じて、交差点に付加車線を順次増やしてきたといいます。

 一方で、こうした拡幅にあたって用地買収はしていないとのこと。もともと現在の道路幅が確保されており、長い年月をかけて車線を増設したり、交差点の立体交差部を新設したりしてここまで大きくなったそうです。

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上空から見た箱堤交差点(画像:国土地理院)。

 そして箱堤交差点でも、中央分離帯に高架の4車線(片側2車線)を新設して立体交差化する工事が進められています。卸町交差点から箱堤交差点、そして苦竹ICまでの1.4kmは、地上部と高架部合わせて計8車線化され、現在の地上の箱堤交差点は「側道」になります。

 これにより、箱堤交差点の仙台バイパス南行き地上部は、現状の片側8車線から左折2・直進2・右折2の6車線となるそうです。

 仙台バイパスでは近年、常磐道の前年開通や三陸道の延伸などで交通量が増えているといいます。また港にも近いことから、宮城野区内には仙台市内の運送事業所の約6割が集中、仙台バイパスは大型車の主要ルートにもなっています。交通混雑の緩和、事故防止、物流拠点機能の強化に向け、仙台バイパスの機能強化が図られています。

【了】

【地図】日本一大きい? 箱堤交差点と連続する巨大交差点

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コメント

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2件のコメント

  1. 卸町と六丁の目の交差点の航空写真が逆です。
    六丁の目が片側7車線です。

    • ご指摘ありがとうございます。 記事を修正いたしました。