日本一大きい交差点? 片側7~8車線の平面交差なぜできた 改良で渋滞解消なるか
日本一大きいといわれる交差点が仙台にあります。交差点部は片側7車線から8車線にまで膨らみ、左折・直進・右折車線がそれぞれ複数並ぶため車線移動もひと苦労。この交差点をさらに「立体化」する工事も進んでいます。
道路デカけりゃクルマも多い! 渋滞メッカの交差点
仙台市の南北を貫く国道4号「仙台バイパス」は、全線が4車線(片側2車線)から6車線、1日8万台以上が通過する東北で最も交通量が多い幹線道路です。この道路に、日本一大きいともいわれる交差点があります。
それは、仙台市宮城野区に位置する箱堤交差点です。南北方向の仙台バイパスに、仙台卸売市場や仙台港方面へ通じる市道が交わっています。驚くべきは、交差点前後の車線数の多さです。
仙台バイパスは、北行きが左折1・直進3・右折3の計7車線、南行きはさらに左折1車線プラスの計8車線、交わる市道側もそれぞれ片側5車線で平面交差しており、横断歩道も存在します(交差点南側を除く)。さらに仙台バイパス側は上下線のあいだに広い中央分離帯があるため、歩行者は最大で60m近い距離を渡ります。
箱堤交差点の南側に位置する卸町交差点や、六丁目交差点も最大で片側7車線になる箇所があるなど、仙台バイパスでは巨大交差点が連続しますが、なかでも箱堤交差点の交通量はピーク時間帯の交通量が最も多く、市内有数の渋滞ポイントになっています。
国土交通省 仙台河川国道事務所によると、交通量の多さや、交差点の前後での車線移動などが渋滞の原因だといいます。そもそもなぜ、これほど車線数の多い大きな交差点になったのでしょうか。
卸町と六丁の目の交差点の航空写真が逆です。
六丁の目が片側7車線です。
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