「21世紀版超音速旅客機」実現へ一歩前進 JALも出資の「ブーム」試験機「XB-1」披露
2021年の初飛行を目指します。
アメリカで超音速旅客機を開発中のブーム・テクノロジー(Boom Technology)は、現地時間2020年10月7日(水)、独自に開発された超音速ジェット機の試験機「XB-1」を完成させ、披露(ロールアウト)しました。
ブーム・テクノロジーによると「XB-1」は、歴史上初めて独自に開発された超音速ジェット機とのこと。長さは71フィート(約22m)で、ゼネラルエレクトリック社が設計した3つのエンジンを搭載し、翼は高速飛行に適したデルタ(三角)翼のデザインとなっています。「XB-1」の初飛行は2021年に実施される予定です。
ブーム・テクノロジーは2014(平成26)年に設立されたスタートアップ企業で、日本航空(JAL)も出資。今後ブームは、民間向けの超音速旅客機「オーバーチュアー(Overture)」を開発予定で、2025年に型式証明の取得開始を目指します。なお「オーバーチュアー」は、JALも優先発注権を取得しています。
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