「バニラエア」とは何だったのか? 「エアアジアJ」から成田を明るくしたLCCの紆余曲折
生まれ変わった「バニラエア」 今も残る功績とは
一方、初代エアアジア・ジャパンからリスタートとなったバニラエアでは「和製LCC」らしいサービスを展開し、出直しを図ります。テーマは「リゾート」で拠点は成田空港、ここから那覇線、台北線を就航させ、観光都市を中心にネットワークを拡張します。
また、パッケージツアーや、旅行代理店経由といった航空券購入のバリエーションも増えたほか、エアアジア時代は有料で事前予約制だった預け手荷物も、プランによっては追加料金なしで選べるようになりました。チェックインの締め切り時刻も、エアアジア時代の出発45分前から30分前に繰り上げられています。
とくに同社の功績として知られているのは、「リゾート」路線として奄美大島線を開拓したことでしょう。それまで老舗の航空会社のみが参入していた同地域に就航。「バニラ効果」と呼ばれる大きな経済効果を生み出し、同地域への渡航のハードルを大きく下げています。
このほか定評があったのは、機内で買えた「特製とろ~りクリームパン」。ピーチと合併した時は、これが食べられなくなることを惜しむ声が続出するほどの名物で、ラストフライトでは通常の2倍サイズのものが販売されました。
2018年3月、バニラエアはピーチと合併することを発表します。同じANA傘下で、成田空港を拠点とするバニラエアと関西空港を拠点とするピーチが合体すれば、「日本、そしてアジアのリーディングLCCになれるから」というのが理由です。
そして迎えた2019年、バニラエアのフィナーレは「かつてないポジティブなもの」でした。
>2020年10月5日、成田空港の格納庫に約300人のスタッフが集い行われたのは、
「3密避けろ」って言われてたのにそんなことしてたの……?(棒読)
2019年の間違いじゃないかと……。
ご指摘ありがとうございます。記事を訂正いたしました。
カバン一つでホーチミンまでバニラエアで行ったなー、往復3万円台だった記憶
途中台湾桃園国際空港で一回降ろされて、日本の航空会社なのに日本人が殆ど乗ってない路線でした
気づいたら路線無くなってたけど