さよならバニラエア! 最終運航前日に社員が「機体清掃」 2色の飛行機でフィナーレへ
ピーチと統合予定のLCC、バニラエアが最後の機体清掃プロジェクトを実施。ラストフライトを翌日に控えたこの日は、社長も駆け付け、最終出発便で使う予定のエアバスA320型機の機内や外装を掃除しました。
最終到着便は「白バニラ」使用予定
ピーチと統合が予定されているANA(全日空)グループのLCC(格安航空会社)、バニラエアが2019年10月25日(金)、成田空港内のANA格納庫で、最後となる機体清掃プロジェクトを報道陣に公開しました。
「きらきらプロジェクト」の名で実施されているこの取り組みは2015(平成27)年に開始。スタッフの発案がきっかけで、「LCCらしく、お金をかけずに自分たちでできるところを掃除しよう」という思いからといいます。
これまで9回実施されているこの清掃プロジェクト。最後の活動となる今回は、バニラエアとしてのラストフライトを翌日に控えたエアバスA320型機(機番:JA12VA)の清掃を行いました。
集まったのは、バニラエアの有志スタッフおよそ20人。外装の清掃には同社の井上慎一社長も参加しました。井上社長はモップで機体を磨きながら、「ここまでよく安全に飛んでくれたと、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。機内の清掃には森 健明副社長も参加し、座席、ギャレー、化粧室、コクピットを清掃しました。
このたび掃除が行われた「JA12VA」は、バニラエアの最終出発便にあたる、10月26日(土)成田13時発のJW103便(台北行き)に使われる予定です。
なお最終到着便にあたる、同日成田18時15分着予定のJW106便(台北発)は、一部の機体で使われている通称「白バニラ」塗装機の「JA02VA」を使用予定とのこと(変更の可能性あり)。黄色がトレードカラーの同社ですが、「白バニラ」は名前のとおり「白」ベースのボディと尾翼が特徴です。
【了】
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