復元中のSL「C11形123号機」に番号決定 元江若鉄道の蒸気機関車 東武3機目に

1897年創立の東武鉄道は今年で123周年!

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復元が進められているC11形蒸気機関車の「123」号機(画像:東武鉄道)。

 東武鉄道は2020年11月6日(金)、復元を進めているC11形蒸気機関車の車両番号を「123」にすると発表しました。

 この機関車は1947(昭和22)年製造。滋賀県の旧江若鉄道で使われたのち複数の事業者を転々とし1975(昭和50)年に廃車されました。その後、日本鉄道保存協会が北海道江別市で静態保存(走行不能な状態での保存)していたのを東武博物館が譲り受け、2019年から東武鉄道が動態保存(走行可能な状態での保存)を目的に復元を進めているものです。

 東武鉄道が2020年11月1日(日)に創立123周年を迎えることから、同社によると123周年が同社のSL事業の転換期を迎える年であることと、日本国内で唯一同一形式の車両(C11形)による3機体制となることから「1→2→3(ホップ、ステップ、ジャンプ)と将来に向かってさらなる飛躍を車両番号で表現」する意図を込めて「123号機」にするといいます。

 東武鉄道は2017年8年から、主に鬼怒川線で観光列車「SL大樹」を運行しています。列車の牽引(けんいん)に使う蒸気機関車の1機目は、JR北海道から借り受けているC11形207号機です。2機目は真岡鐵道で運行され、2020年7月に芳賀地区広域行政事務組合(栃木県真岡市)から譲渡されたC11形325号機で、12月26日(土)に運行を開始します。今回番号が決定した、3機目となるC11形123号機は2021年冬の復元を目指して作業が進められています。

【了】

【写真】東武で「先輩」のC11形2機

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コメント

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5件のコメント

  1. 123はこの個体に縁がある数字なのか?
    疑問を抱く改番。C11-2やC11-3ではダメだったのか。

  2. 脈略のないこじつけの番号で愛着がわくのだろうか疑問だ‼️

  3. 写真だと1号機に見えます。

  4. 最近、鉄道会社は永らく保存されてきた鉄道車両を、引っ掻き回しすぎだと思う。
    別に鉄道が好きではない安定の一企業として入社した職員が、お金になるかならないかで判断しているのが露骨。
    保存車両の解体理由が老朽だったり、クリスマスに変な電飾つけたり、トーマスにしたりホント恥ずかしい。
    元江若鉄道C111でいいじゃないか。
    日本は近代遺産の保存に関しては、完全な後進国だ。

  5. 1号機だから、貴重なのである、改番するのならわざわざ1号機を購入する必要なかったはず、