飛行機の座席 前方がやっぱりいいの? 中央・後方の「いいところ」は
飛行機の座席は「前方」が人気といいますが、その理由はどこにあるのでしょうか。また中央、後方の席にもメリット、デメリットがあるようです。
「いいところ」はそれぞれにある?
スターフライヤーが2020年11月16日(月)、「前方座席の優先指定キャンペーン」を開始。対象路線を対象運賃で予約すると、「人気の前方座席を優先指定いただけます」とのことです。
飛行機の座席は、なぜ前方が人気なのでしょうか。その理由として、一般的に次のことが挙げられるようです
・出入口が近く、早く降機できる。
・エンジン音が比較的小さいといわれる。
・飲食の提供が早め。
ただ前方は、ビジネスクラスなどの上級座席であったり、運賃によってはそこの座席を指定できなかったりします。
前方以外はどうでしょうか。
中央の席は、揺れが少ないとされますが、主翼で窓外の眺めがさえぎられる場合があります。
後方の席は、搭乗や降機に時間がかかり、エンジンの音や揺れが比較的大きいとされますが、逆に混雑しづらいのがメリットかもしれません。ただ後方席は、団体客が多いこともあるようです。
【了】
揺れない先は、重心に近い翼上の中央席という誤解がありますが、実際には最前方にあるコックピットが1番揺れません。
なので、各社の優等席は前方に設置されています。
これは、モーメントを決定する基準点がコックピット前方の仮想の点である事に関連していて、操縦によるモーメント・気象学的な揺れに関して、重心位置ではなくこの基準点を中心に揺れるからとされています。
あるLCCが後ろの方の席をタイムセールで安売りしていました(人気がないだけで、乗り得な席なのかもしれませんが)。