ANAの巨大貨物機「B777F」 成田~バンコク線に投入 初の東南アジア線投入のワケ

ANAグループが、成田~バンコク線で貨物専用便の使用機材を大型化。東南アジア路線に初めて、100t以上搭載できるボーイング777F「ブルージェイ」を投入します。どういった理由からなのでしょうか。

タイ、日、米でニーズ高まる「自動車部品」の輸送

 ANA(全日空)グループが、2020年12月11日(金)から、成田~バンコク(タイ)線の貨物専用便の使用機材を大型化。同グループが保有する貨物専用機のなかで最大のキャパシティを持つ、ボーイング777F「ブルージェイ」を投入します。

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バンコクから成田に到着したANAのボーイング777F「ブルージェイ」(2020年12月11日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ボーイング777F「ブルージェイ」は2019年、ANAグループに2機導入されたモデルです。ボーイング777-200LRベースの貨物専用機で、型式末尾のFは貨物輸送機「フレイター(Freighter)」を意味します。777Fが搭載できる貨物は重量ベースで102t。これは、同グループが保有する767-300ベースの「767F」と比べると、約2倍のキャパシティを持ちます。

 これまでANAグループの777F型機は、成田を拠点に上海(中国)、シカゴ(アメリカ)、フランクフルト(ドイツ)へ就航してきました。今回のバンコク線はそれに次ぐもので、東南アジア路線への投入は、今回が初めてだそうです。

 今回は、12月内に計4往復が767Fから777Fに大型化されます。おもに東南アジアから日本を経由して北米に向かう自動車部品など、特に自動車関連産業の貨物輸送需要に対応するためのものといいます。

 11日の昼12時半ごろ成田に到着したバンコク発の777F投入初便。これに搭載された貨物は自動車部品やPC部品など約70tでしたが、容積ベースでは満載とのことです。ANAカーゴによると「今回成田に到着した航空貨物の約4割が、成田を経由してアメリカへ向かうもの」としています。

 今後バンコク線への777F投入について、ANAカーゴの取締役で成田ウェアハウスオペレーションセンター長の勝部昭男さんは「状況を見ながら検討する」としているものの、「需要は引き続き大きいと予想されます」とも。また新型コロナウイルス感染拡大の状況下で注目が集まるワクチン輸送については、「具体的に輸送するということは全く決まっていませんが、準備は進めています」(勝部昭男成田ウェアハウスオペレーションセンター長)とコメントしています。

【了】

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