6発モーター旅客機 エアバスがゼロエミッション旅客機の新コンセプト発表
電気モーターだと空港周辺の騒音問題の解決にもつながります。
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは2020年12月15日(火)、新たなゼロエミッション旅客機、通称「ZEROeプログラム」のコンセプトを発表しました。
プロペラ駆動の旅客機モデルであるものの、駆動方式は燃料電池推進とのこと。さらに6つのプロペラポッドは取り外し可能といいます。
各ポッドは連動せずに個々に独立して動く、いわゆるスタンドアローン式で、それぞれ電動機、燃料電池、エレクトロニクスシステム、液体水素タンク、冷却システムなどを備えています。
また各ポッドは前述のとおり取り外し可能なため、定期的に機体から外し、整備済みの新たなポッドと付け替えることが容易にできるほか、万一不具合があっても空港内において短時間で分解、再組付けができるようになるそうです。
エアバスは、すでに「ポッド」構成の特許を出願しており、2020年12月に公開される予定といいます。また「ZEROeプログラム」の研究開発を継続するため、今後数か月から数年にわたって、さらに複数の特許出願を予定しているそうです。
【了】
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