高速ジェット船からヘリで負傷者吊り上げ訓練 海保・警察・消防の鮮やか連携プレー

船の周りを何度もホバリング そのワケは?

 MH690ヘリコプター「あきたか」は、ホバリングによるダウンバースト(下降気流)の影響を調べるため、船体の左右などへ数回アプローチをしたのち、降下訓練を行いました。「セブンアイランド結」は通常の船舶と異なりデッキ部分が狭いため、降下するには高度な技が求められるといいます。

 一方、救助を待つ船内では、負傷者の応急手当や吊り上げの準備が進みます。その後、負傷者を吊り上げた「あきたか」は、臨港消防署の屋上ヘリポートへ着陸。待機中の救急車から病院へ搬送するという設定で、海上保安庁と東京消防庁の連携プレイを確認しました。

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巡視艇「やまぶき」から高速ジェット船「セブンアイランド結」へ担架が運び込まれる。

 なお負傷者の救出を終えた「セブンアイランド結」は、巡視艇「ゆりかぜ」による曳航で竹芝桟橋へと回航されました。

【了】

巡視艇による曳航の様子と訓練に参加した船艇など

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