西鉄も終電繰り上げへ 天神大牟田線で概ね15~30分早く 2021年春ダイヤ改正

新たに「日祝ダイヤ」が導入されます。

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西鉄9000形電車(2019年2月、草町義和撮影)。

 西日本鉄道は2021年3月、天神大牟田線で終電の繰り上げを中心としたダイヤ改正を実施します。

 検討されている終電繰り上げの時刻は次のとおりです。上下線とも概ね15~30分繰り上がります。

●西鉄福岡(天神)駅の平日下り
・大牟田行き(急行):現行23時00分発→改正後22時45分発
・柳川行き(急行):23時30分発→23時15分発
・筑紫行き(普通):23時48分発→23時35分発
・花畑行き(急行):24時00分発→23時30分発

●主要駅から西鉄福岡(天神)駅行きの平日上り(全て急行)
・大牟田駅:22時52分発→22時28分発
・柳川駅:23時06分発→22時42分発
・久留米駅:23時24分発→22時59分発
・二日市駅:23時47分発→23時25分発

●西鉄福岡(天神)駅の土休日下り
・大牟田行き(急行):23時00分発→22時45分発
・筑紫行き(普通):23時48分発→23時35分発

●主要駅から西鉄福岡(天神)駅行きの土休日上り(全て急行)
・柳川駅:22時43分発→22時42分発
・久留米駅:23時00分発→22時59分発

 このほか、新たに「日祝ダイヤ」が導入されます(終電は土休日とも同時刻)。土曜日と、日曜日・祝日では朝夕の利用状況が異なり、それに応じた輸送サービスを提供するためとしています。なお、貝塚線はダイヤ改正を実施しません。また、そのほかの時間帯においてもダイヤを見直す場合があるといいます。詳細は2021年1月頃に発表される予定です。

 西日本鉄道によると、終電繰り上げの目的や背景として、現在3時間半程度しかない夜間作業時間の拡大や、新型コロナウイルス感染拡大の影響で特に終電付近の利用が減っていることを挙げています。23時以降の利用に関しては、コロナ禍前の2019年11月と比較すると、直近(2020年11月)で6割程度にまで減っているということです。

【了】

【一覧】繰り上がる終電時刻

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