タンクローリー「しっかり塗装」「ピカピカ無塗装」なぜ違う? どちらも意味アリ

タンクローリーには、タンクが塗装されたものと、無塗装でピカピカのものがあります。何が違うのでしょうか。「しっかり塗装」「鏡のようにピカピカ」、どちらにも大きな意味がありました。

タンクの塗装も毎日チェックするけど…

 ガソリンを運ぶタンクローリーのタンクは、石油会社のロゴなども含め、しっかりと塗装されていますが、一方で、鏡のごとくピカピカに磨かれたシルバーの無塗装タンクを搭載したものも見られます。なぜこのような違いがあるのでしょうか。

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無塗装タンクローリーと塗装された石油ローリー(画像:vacclav/123RF、乗りものニュース編集部)。

 タンクローリーの場合、タンクの材質には鉄が広く使われます。鉄の場合、塗装は美観だけでなく耐久性や錆びの防止、さらには外部からの熱を抑制するためにも重要で、タンクローリーにおいては日々の車両点検で、タンクの塗装はがれなどがないかを目視で確認することが要領として記載されています。

 一方で無塗装タンクは、アルミやステンレス製のものに見られます。タンクローリーのメーカーである極東開発工業によると、ステンレス製の場合、その用途は乳などの食品を運ぶ車両、あるいは飲料水を積む給水車など。これらは逆に、錆びや塗装はがれなどの不純物が混入すれば一大事になるため、腐食に強く、錆びにくい材質が求められるというわけです。

 また、ステンレスタンクは、ピカピカに磨くことで耐久性もアップするといいます。これらは食品工場などに出入りする関係上、美観を保つため、タンクも含めてクルマをきれいにしている傾向があるといいます。

 ちなみに、ステンレス製タンクのローリーは食品関連だけでなく、「毒物及び劇物取締法」に基づく「毒」マークのローリーにも多いとのこと。鉄を腐食させる物質を運ぶケースもあるからだそうです。

【了】

【写真】あおるな危険? 「毒」「危」どっちもついたタンクローリーの意味

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コメント

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2件のコメント

  1. 使用している写真がちょっと気になる。上は確かにタンクローリ車だが明らかに外国だ。テールランプと積載表示からするとアメリカか。下はちょっと似ているが航空機燃料給油車であまり一般的ではない車両だ。(後部に「AVIATION
    」表示有り)これを石油ローリと称するには少し無理があろう。無料の画像を引っ張ってきたゆえんか。

  2. この記事「ローリーのタンクは、基本鉄だ」的な書きっぷりだが、内情を解っているのか、取材してのことだろうか?現状軽量化でほとんどアルミタンク主流と思いますけど?非常に疑問に感じる次第だ。塗装が外部の熱の抑制って何?何が根拠なんだろうか。塗装剥がれの不純物混入って?タンクの中も塗装してるとでも?(確かにコーティングされているものも一部存在するが、、、)極めつけは、タンクの塗装剥がれの目視確認が要領で記載と?なんの要領でしょうか?運送会社の要領とか言うのかな?まー、ちょっといい加減な内容と言わざるおえない。