見た目が凄きゃ中身も斬新! 2020年に発表されたハンパない「異形の旅客機」たち

旅客機は経済性や効率性を重視するため、徐々に各社とも似たような形の機体に集約されつつあります。しかし近い将来、これまでのものとは大きく異なる、斬新なものが誕生するかも。2020年に出現した異形の近未来旅客機を見ていきます。

6発モータープロペラ機 21世紀版コンコルドも

 エアバスは、次いで12月に新たなゼロエミッション旅客機のコンセプトを発表。これは6発のプロペラが駆動する旅客機モデルであるものの、やはり一般的な「ターボプロップ機」とは、大きく性質が異なります。

 プロペラは燃料電池を用いたモーター駆動で、ポッド式構造になっています。6つの「プロペラポッド」は取り外しできる独立式で、それぞれ電動機、燃料電池、エレクトロニクスシステム、液体水素タンク、冷却システムなどを備え、別々に動くようになっています。このことにより、整備済みの新たなポッドと付け替えることが容易にできるほか、万一不具合があっても空港内において、短時間で分解や再組付けができるようになるそうです。

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ロールアウトしたブームの試験機「XB-1」(画像:Boom Technology)。

 一方、かつて存在した「コンコルド」を彷彿とさせる、とがった胴体にデルタ翼(三角翼)を備えた、特徴的な外観の「超音速旅客機」が再び誕生するかもしれない動きも、進んでいるようです。

 2014(平成26)年に設立されたアメリカのスタートアップ企業で、超音速旅客機を開発中のブーム・テクノロジーは10月、独自開発の超音速ジェット機の試験機「XB-1」を完成させ、披露(ロールアウト)しました。全長約22mで、ゼネラルエレクトリック社が設計したエンジン3つを、主翼下と垂直尾翼前に搭載しています。この「XB-1」の初飛行は2021年に実施予定とのこと。

 将来的にブームは、民間向けの超音速旅客機「オーバーチュアー(Overture)」を開発する予定で、2025年に型式証明の取得開始を目指しています。「オーバーチュアー」は、巡航速度マッハ2.2、座席数45席から55席というスペック。JAL(日本航空)も資本提携し、優先発注権を取得していることから、将来、「鶴丸印の超音速旅客機」が日本の空を飛ぶかもしれません。

【了】

だいぶ不思議な見た目? なエアバスの6発モーター旅客機

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