「初音ミク空港」実現するか? 札幌「丘珠空港」 潜在能力高すぎな空港の未来どうなる
道都、札幌にある空港ながら、現在は小型機しか発着していない丘珠空港。将来性がありそうですが、どうなるのでしょうか。現在出されているさまざまな利活用案や、そのなかで実現が近そうなものなどを見ていきます。
2016年から「利活用」についての協議を実施
北海道の道庁所在地、札幌市にアクセスするさい、最もポピュラーなものといえば、新千歳空港から乗り入れる方法ですが、実は札幌市内にも空港は存在します。
それが、北海道民以外にはあまり知られていない「丘珠(おかだま)空港」です。とはいえその距離から大きなポテンシャルを持ちながらも、就航都市は、道内路線を中心に6つ。また、新千歳のような充実した空港設備をもっているわけでもありません。たとえば滑走路の長さは1500mと、JAL(日本航空)やANA(全日空)が用いているような、100席以上のジェット旅客機が日常的に発着するには、難しい長さです。
とはいえ、この空港が発展すれば、北海道への交通アクセスが大きく広がるのも事実です。一方で、市街地に位置することなどから、海上空港などのように拡張するのは、非常に難しいという一面も持ちます。今後、丘珠空港はどのようになっていくのでしょうか。
同空港では、2016(平成28)度と翌2017(平成29)年度の2年間、空港の課題や役割などを様々な観点から検討し、利活用の促進策について札幌市や北海道などが協議する「丘珠空港の利活用に関する検討会議」を実施。2018(平成30)年2月には、協議内容をまとめた報告書を公表しました。現在はこれをもとに市民や有識者、関係者などの意見を踏まえ、今後の利活用のあり方について議論を更に深めているとのことです。
ここでは、どのようなことが盛り込まれているのでしょうか。また、このなかから、実現が近いものはあるのでしょうか。
「札幌時計台空港」って「遠すぎや。ウソつくなボケ」でまた時計台のイメージが悪くなる……。
なぜ東豊線を丘珠空港まで伸ばさなかったのかとも思いましたが、一説によると延伸しても見こまれる利用者が1日に500人だったとか…