金属のタイヤチェーン復権? 樹脂製や布製 選ぶポイント&「買ったらすぐすべきこと」

活発な寒気の影響により、首都圏含む広い範囲で降雪が予想されるなか、タイヤチェーンの需要が高まっています。主流の樹脂製チェーンに、昨今は手軽な布製チェーンも注目を集めていますが、昔ながらの金属製も見直されています。

九州ではタイヤチェーン在庫僅少

 2020年1月8日(金)現在、日本海側を中心に大雪や猛吹雪が発生し、広い範囲で降雪が見られます。
 
 この日は千葉県鴨川市や、高知県といった温暖な地域でも降雪を観測、東京でも週明けに降雪が予想されています。そうしたなか、クルマのタイヤチェーンの需要も高まっているようで、「オートバックス」を展開するオートバックスセブンによると、積雪が増えている九州では在庫が少なくなっている状況だそうです。

 タイヤチェーンには大きく分けて金属、非金属(主に樹脂)、布製の3種類があります。現在のトレンドをオートバックスセブンに聞きました。

 いまの主流は、取り付けが簡単な非金属チェーンですが、布製も注目されているとのこと。布製はもともと緊急脱出用という位置づけでしたが、2018年から全国の指定区間で導入されている、チェーン必須の「チェーン規制」において対象とされたこともあり、手軽さと価格の安さ、保管のしやすさで人気だそうです。

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金属製チェーンのイメージ(画像:Anatoly Tiplyashin/123RF)。

 一方、昔ながらの金属製チェーンも、見直されてきているといいます。

「金属製は樹脂製と比べて安く、コンパクトに収納できます。(2019年に)JAF(日本自動車連盟)さんが実施したユーザーテストでも、登坂性能が高いと発表されたことから、再注目されています」(オートバックスセブン)

 ただし、金属チェーンを取り付ける際はいったん地面に敷いたうえで、クルマをその上に乗り上げる必要があり、取り付け後100mほど走って、さらにきつく締める「増し締め」が必要なものもあります。その点、取り付けは樹脂製のほうがラクということです。

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