昭和レトロすぎるバス停、東京の住宅街に なぜできた? 手作りの待合室に懐かしの看板

東京都西東京市のとあるバス停に、レトロな看板や古道具が置かれた待合室が設置されています。なぜこのような待合室が生まれたのでしょうか。

気分はちょっとした昭和タイムスリップ

 西武新宿線の田無駅から、東京都西東京市のコミュニティバス「はなバス」に乗ってしばらく住宅地を進むと、「みたけ分社通り」というバス停に差し掛かります。

 このバス停の隣に設置されている待合室のような小屋は一風変わっていて、農具やホーロー看板といった、昭和の生活を思わせる懐かしい品々が所狭しと飾られています。この建物は一体どうして生まれたのでしょうか。

Large 20210117 01
みたけ分社通りバス停の「待合室」(乗りものニュース編集部撮影)。

 バスを運行する西東京市役所に尋ねたところ、設置したのは、バス停がある場所の地主でもある尾林清貞さんとのこと。本人に経緯を尋ねてみました。

 尾林さんは付近で工務店を営むかたわら、レトロな品々の収集が趣味で、自宅だけでなく狭山の別邸にもコレクションを保管するほど。その中の一部を、バス停に展示しているとのことです。

 本業が工務店なだけあって、小屋はすべて、古い部材を再利用した手作り。元々バス停にはベンチを置いていたところ、老朽化したため、空き時間を利用して「建築」したそうです。側面の窓には組子細工を手本としたひし形の意匠とはめ込みガラスが施され、屋根は雪国の城などで見られる柿葺(こけらぶき。瓦の代わりに木の板を用いる)をモチーフにするなど、この道一筋ならではのこだわりが見られます。

 バスを待つ人々が雨露をしのげれば、とのことで生まれた待合室ですが、だんだんモノが増えはじめ、自分の趣味が反映されていくことに。ネタが濃いため若い世代にはピンと来てもらえないのが実情ですが、一方で当時を生きていた人々からは「昔の暮らしが思い返された」と喜びの声もあるそうです。

【了】

【写真】これぞ「昭和レトロ空間」なバス停

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス