多摩川の新しい橋「羽田連絡道路」工事進む 国際線ターミナル直結 車の流れどう変わる?
多摩川の下流部で、羽田空港と川崎市を結ぶ新たな道路橋の工事が進められています。東京都と川崎市の再開発地区どうしで連携を強化するのが狙いですが、どのような変化が起きるのでしょうか。
産業道路と湾岸線の中間付近に架橋
2021年現在、多摩川の下流部に架かる新たな橋の工事が進められています。羽田空港第3ターミナル付近から、多摩川を越えて川崎市へ渡る道路橋「羽田連絡道路」の橋です。長さは約600mで、開通すれば多摩川に架かる橋では自動車専用道をのぞいて最長の橋となります。
これは東京都と川崎市が事業を進める都市計画道路で、羽田空港周辺の成長戦略拠点を支えるインフラとして整備されるものです。事業費は約300億円となっています。
羽田空港はこれまで騒音などの問題をうけ、沖合への空港島の拡張と移転を繰り返してきました。それにより発生した空港島南側の跡地は「羽田グローバルウィングズ」、また対岸の川崎市殿町地区は「キングスカイフロント」として、それぞれ再開発が進められています。この再開発区域双方のアクセス性を向上するための架橋です。
またこの橋は空港のエアカーゴターミナルにほど近く、川崎市の臨海工業地帯からの航空運搬用の貨物を輸送する際、ひとつ上流に架かる大師橋を経由するよりも距離が短縮されます。
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羽田エアポートガーデンはまだ開業していません