京都市交通局 過去最大級の赤字で合理化に舵 減便 設備投資抑制 「京カード」廃止etc…

京都市の地下鉄とバスを運行する交通局が、新型コロナの影響で過去最大レベルの赤字を計上する見込み。2021年度は徹底的なコスト削減と事業の見直しを図ります。従来のサービスは、大きく転換を余儀なくされます。

「バス1日券」も値上げか?

 利用者にとって、とりわけ大きな影響を及ぼしそうなのが、企画乗車券類の見直しです。

 そのなかで「トラフィカ京カード」は、バス(市営バスおよび京都バス)と地下鉄共通の磁気式プリペイドカードで、1000円で1100円分、3000円で3300円分使えるというもの。この廃止に利用者から戸惑いの声が上がっていると、2月11日付け京都新聞が報じています。

 また京都市交通局によると、価格の見直しは観光客に人気の高い600円の「バス1日券」など、すべての企画乗車券類に及ぶそうです。

 その一方で、現在進行形の設備投資や、利用促進策は予定通り推進されます。

 市営バスでは、高雄地域への均一運賃区間の拡大、8号系統の栂ノ尾への延伸、西日本ジェイアールバスとの「バス1日券」や「市内中心フリー定期券」などの共通利用化が、この3月に実施されます。

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1981年の開業時から導入されてきた地下鉄烏丸線の10系電車(乗りものニュース編集部撮影)。

 地下鉄では、烏丸線の新型車両が2021年度から運転を開始します。京都市交通局によると、烏丸線の車両は更新時期を迎えており、安全対策としても更新は予定通り進めていくとのこと。このほか、市営地下鉄開業40周年事業として、新型車両の見学会や試乗会も実施するということです。

 新型コロナ以前の京都市は、訪日外国人などの急速な増加を背景に、公共交通期間の利用促進を図る一方で、市営バスは混雑対策に追われていました。一部の系統で従来の「後ろ乗り・前降り」から「前乗り・後ろ降り」に乗降方式を改めたり、500円だった「バス1日券」を600円に値上げしたりしたのも、混雑緩和を目的としたものでしたが、こうした施策も大幅な転換を余儀なくされることになります。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 「トラフィカ」の廃止は痛いなぁ。その「ポイントサービス」というのも、京阪電車同様にかなりの還元低下になるようだし(京阪グループバスは10%のポイントなので納得だが)。一日券関連のチケットも、磁気カードではなく「ICOCA」に搭載するようにするとかスマホ画面提示で利用できるようにするとかで値上げ額ももう少し抑えられないか。少なくとも、乗り継ぎ割引までもが廃止になると一本で行ける地域間と乗り継ぎがどうしても必要になる地域間に不公平も生まれる。ますます利用を敬遠する人も増えてしまうかもしれない。

    とりあえずはコロナ禍が収まって再び観光客の利用がある程度増えたあとの対応を見守りたいと思う。

  2. 何と!雪が溶けてやっと地割れと局自ら埋めた地雷が見えたか?

    ブレーキ鳴きにクレームいれる客度、それに対して乗務拒否する乗務員度、まさか減車やリースも幽霊バスじゃないよね?

    京都は奥行きのある観光なんて二度とできませんよ。

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