往年の名機「ダグラスDC-8」 超少数派の現役機が2機揃う! 異色カップリング実現の経緯
「クラシックジャンボ」より前の世代です……。
NASA「運用中のDC-8は稀少」
NASA(アメリカ航空宇宙局)が運営するアメリカ・カリフォルニア州のアームストロング飛行研究センターの公式Twitterが2021年1月13日、2021年現在ではまず見られないような珍しい光景を投稿しています。
投稿された写真は、ジェット旅客機草創期に全盛を迎えた「ダグラスDC-8」2機が、機首を向かい合わせにして駐機しているという様子です。DC-8は1958(昭和33)年に初飛行し、おもに「ジャンボ」ことボーイング747がデビューするまでの旅客機市場で、長距離路線などで一線級の活躍をしたモデルです。シリーズ累計556機が製造されましたが、機体の老朽化などで大半はすでに退役済み。同センターの公式Twitterも「運用中のDC-8は世界にあまり残っていない」とコメントしています。
写真右側のDC-8は、NASAが「飛行科学研究所」として保有するもので、左はキリスト教人道支援団体「サマリタンズ・パース」が保有する貨物機です。NASAによると、新型コロナウイルス感染拡大をうけ、NASA側が医療物資支援のため、この貨物機を同センターに向けフライトするよう要請。このため、この異色のツーショットが実現したということです。
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