激安なのか!? 元JTA旅客機「737-400」が約2億5000万円で販売 新品購入と比べると?

宝くじあたったら買えるじゃん!!!

2019年までJTAで運航の「JA8993」

 アメリカに拠点を構える航空機販売の情報誌、「Controller(コントローラー)」の公式ウェブサイト上で、元JTA(日本トランスオーシャン航空)のボーイング737-400型機が販売されています。

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元JTAの737-400の販売ページ(画像:Controller)。

 価格は225万米ドル。日本円に換算すると約2億4290万円です(為替レートは3月5日のもの)。この機は1996(平成8)年に製造され、JAL(日本航空)に納入。グループ傘下の当時のJEX(JALエクスプレス)を経て、JTAで2019年まで使用された「JA8993」。旅客便のラストフライトは、同年2月28日の石垣発那覇行きのJTA610便でした。

 Controller公式サイトによると現在は、登録番号が米国籍の「N7372C」となり、航空機の販売とリースを手掛ける「CSDS Aircraft Sales & Leasing」が保有。機体はカリフォルニア州に置かれています。総離着陸回数は4万8262回、総飛行時間は5万4008時間と記録されています。席数は145席で、かつてのJTA機の座席がそのまま配されている様子です。

 ボーイング737-400型機は、現在のJTAをはじめ、国内航空会社で多く運航されている737-800型機のひとつ前の世代の型式です。JTAでは、かつての主力機でした。同じ737シリーズということもあり、-400型機と-800型機の見た目は似ているものの、同社の-400型機の場合、コックピット窓に「まゆげ」のような天窓がついていることが特徴でした。

 ちなみに、ボーイングの公開データによると、現在737-800型機の新品購入額は約1億610万ドル。日本円に換算すると約116億6780万となります。整備コストや運航コストなどを度外視するのであれば、この元JTA機は「買いやすい」価格になっているといえるでしょう。

【了】

約2億5000万円の元JTA機、機内やコックピットをサッと見る

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