三陸沿岸道路「八戸~久慈」20日全通 宮古盛岡横断道路は3区間が一挙開通

三陸沿岸道路と宮古盛岡横断道路が続々開通!

盛岡~宮古間はおよそ1時間半に

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建設が進む三陸沿岸道路の田野畑南IC~尾肝要IC間の新思惟大橋(仮称)は深さ約100mの谷に架かる(画像:国土交通省東北地方整備局)。

 国土交通省東北地方整備局は2021年3月5日(金)、岩手県内で整備を進めてきた三陸沿岸道路の侍浜IC~洋野種市IC間が20日(土・祝)に、宮古盛岡道路の3区間が28日(日)にそれぞれ開通すると発表しました。

 三陸沿岸道路の侍浜IC~洋野種市ICは約16kmで、この区間が開通すると久慈から東北道の八戸JCTまでがつながります。

 なお、東北地方整備局によると、開通予定が2020年度末だった田野畑南IC~尾肝要IC間(6km)は強風の影響を受けやすい深い渓谷部の工事で高所作業の断続的な中止が生じたため、野田IC(仮称)~久慈IC間(12km)はもろく崩れやすい地盤でトンネル工事が難航したため、いずれも開通は2021年夏頃に繰り下がります。残る普代IC~野田IC間(13km)は2021年内に開通する見込みです。

 宮古盛岡横断道路は、岩手県の盛岡市と宮古市を東西に結ぶ約100kmの地域高規格道路です。3月28日(日)は、蟇目(ひきめ)~腹帯間(約7km)、川井~箱石間(約7km)、平津戸・岩井~松草間(約7km)の3区間が同時に開通します。盛岡~宮古間の所要時間は、震災前と比べ30分ほど短縮され1時間26分程度になる見込みです。

【了】

【地図】三陸沿岸道路と宮古盛岡横断道路の開通予定

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