東武本線の廃線跡道路が延伸 「亀田トレイン通り」西新井駅西口へ通り抜け可能に

廃線→車両工場内の線路→道路→そして延伸!

「鉄道の時代」から120年の歴史を持つ道路

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旧東武鉄道西新井車両工場の再開発により誕生した亀田トレイン通り(中島洋平撮影)。

 東京都足立区が2021年3月12日(金)11時に、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)西新井駅周辺の主要区画道路2「亀田トレイン通り」を延伸開通させます。

 亀田トレイン通りは、足立区梅田の環七南通りから西新井駅方面へと北西に延びる通りで、今回は西新井駅の南側から、同駅西口へ抜ける245m区間が開通します。

 この道路の大部分は、かつての東武線の本線にあたります。

 東武線は1899(明治32)年に開通し、1923(大正12)年、荒川放水路の建設にともない鐘ヶ淵~西新井間でルートがやや東寄りに変更されています。その旧線跡の一部は、東武西新井車両工場内の線路として活用されていましたが、同工場が2000(平成14)年に閉鎖され、跡地が再開発されるとともに、線路跡は亀田トレイン通りへ生まれ変わりました。

 今回の延伸開通により、亀田トレイン通りは計画の900m区間が全線開通となります。

【了】

【地図】「亀田トレイン通り」延伸区間の地図

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