激レトロ「復刻塗装」旅客機ができるまで エアカナダが9日間の作業を「1分動画」に

実は復刻塗装、「2代目」だそうです。

「カナダ生まれのエアバス機」に施される

 エア・カナダが2021年3月に公式Twitter上で、同社新鋭機のエアバスA220-300型機へ、TCA(トランスカナダ航空)の復刻塗装を施す様子を動画で公開しています。

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「TCA復刻塗装」が施されたエア・カナダのエアバスA220-300型機(画像:Air Canada)。

 この塗装はエア・カナダの前身にあたる、1937(昭和12)年設立のTCAへのリスペクトを示し施されたもの。TCAは運航規模の大幅な拡大にともなって、1964(昭和39)年、「エア・カナダ」へ社名変更しています。

 このTCA復刻塗装は、1997(平成9)年から2021年1月まで、エアバスA319(機番:C-FZUH)が担当。これは同社の設立60周年を記念したものでした。今回のエアバスA220-300型機は、“2代目”として、このデザインを引き続ぐかたちとなります。

 エアバスA220型機は、もともとカナダのボンバルディアが「CS300」として開発した、100~150席クラスのジェット旅客機です。2018(平成30)年にエアバスがこの事業を買収したことで、モデル名が変わりました。つまり「カナダ生まれのエアバス機」という、ユニークな経歴を持ちます。

 エア・カナダによると、塗装にかかった日数は9日、75人が作業に携わり、4色、計350Lの塗料が、この機体に用いられたとのことです。

【了】
※一部修正しました(3月18日14時30分)。

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