「青春18きっぷ」ユーザーに立ちはだかる「静岡県が長い問題」本当か? 検証してみた
おすすめしたい「静岡県が長い問題」対処法
ともあれ実際のところ、「青春18きっぷ」で静岡県は長いわけで、それをより感じさせる理由として、「静岡県内は快速がない(ホームライナーはある)」「座席がロングシート」なことも挙げられるでしょう。
この「静岡県が長い問題」を緩和させる方法について、旧国名で考えることのほか、モデルルートにようにすぐ乗り継いで行くのではなく、どこかで乗り継ぎを1~2本遅らせて地域の味覚を味わったり、散策したりして気分転換しながら行くのが個人的にはおすすめです。
目的が「旅」ではなく「移動」である人、学生など金銭的に余裕がない場合は、「そう言われても……」かもしれませんが、気が向いたらぜひ試してみてください。「青春18きっぷ」や旅の楽しさが広がったり、発見や出会いがあったりするかもしれませんよ。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
無理やり東海道線を使わなくても、途中で御殿場線を利用するルートもあります。毎時2本程度ですが、全線通し(約6割)と沼津〜御殿場の区間運転(約4割)があり、1本で乗り通しやすそうです。
東北道を走ると岩手県が長い
そもそも18きっぷは移動の手段ではなく、どう楽しむかを考えて使うもの。
単純な距離や時間の比較ではなく印象の問題。
初めて東海道本線を東京から米原まで乗り通したとき(勿論18きっぷで)も静岡県はあっと言う間だった。
今では東海道本線を退屈に感じてしまうのは景色に新鮮味を感じなくなったのと、ロングシートに座りっぱなしだからだろう。もっと空いていて右側の窓から左側の窓の席へと気ままに移動できたり、途中の駅で駅弁を買ったりすれば楽しみは広がる。ロングシートで駅弁を開けても気恥ずかしくないくらいの乗車率ならばだが。
今は乗れないが、北海道の滝川から釧路までの普通列車は乗ってるだけで十分楽しく、もう釧路?って感じだった。自分にとっては見慣れないものばかりで退屈しなかったというのが大きいだろう。根室本線に乗り慣れてる人だったら苦行としか思えないのも想像できる。
20年ぶりにこの区間を青春18きっぷで通ったけど、スマホ・タブレットがあれば殆ど苦にならなかった。
前はガラケーや本だけでは暇が潰せず、静岡がとにかく長かった印象。
具体的に静岡圏内の何処がお勧めなのか書いてないあたり、筆者の単なる机上の空論か。
時刻表マニアじゃないんだから、リアルに即した提案をしてもらいたい