新東名「新御殿場IC」&国道138号バイパスきょう開通 富士の東で静岡・山梨直結!
新東名の開通 東京方面からの効果は限定的
今回の開通を受け、高速バスなどにも変化が生まれています。たとえば東急バスは横浜方面と御殿場プレミアム・アウトレットを結ぶ高速バスを、さらに富士急ハイランドまで延伸しました。また、沼津駅と富士急ハイランドを結ぶバスも新東名経由の新ルートへ変更し、市街地の渋滞緩和により所要時間が15分短縮されるとしています。
ただ走行するうえで注意点もあります。東名と新東名が交わる御殿場JCTは、Y字型からX字型になりますが、東名と新東名とのあいだで「来た方向へ戻る」ような動きは構造上できません。
つまり、東名下り(東京方面)~新東名上り(新御殿場IC)は相互に行き来できず、東京方面の交通からすると、新御殿場ICの開通効果は限定的です。
現状で新御殿場ICの利用は静岡方面の交通のみではあるものの、中京圏から富士五湖方面への誘客が期待されているほか、中央道沿線の山梨・長野方面から、新東名経由で伊豆、国道138号経由で箱根へも行きやすくなります。
富士五湖地域と箱根、伊豆半島はその名も「富士箱根伊豆国立公園」に指定されています。式典に出席した環境副大臣の堀内詔子衆議院議員によると、全国に30ある国立公園のうち、富士箱根伊豆国立公園が集客の実に25%を占めるのだとか。今回のルートが「周遊の起爆剤になる」と話します。
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