コロナで増「貨物が“着席”」航空便に新アイテム 目からウロコ発想でキャパ2倍 KLM

シートまわりも保護しつつ、キャパもあげれちゃう優れモノ!

「1時間以内で戻れる」着脱の容易さも

 KLMオランダ航空の公式Twitterが、現地時間4月14日(水)、新型コロナウイルス感染拡大下で数多く運航されることとなった「旅客機を用いた貨物便」で、オランダの航空貨物製品製造などを手掛けるTrip&Coと共同設計した、「カーゴシートバッグ」を用いた運航を始めたと投稿しました。

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KLMオランダ航空機(2019年、乗りものニュース編集部撮影)。

 カーゴシートバッグは、座席に航空貨物を搭載する際、インテリア、シート、エンターテインメントシステムを保護するほか、シートの座面だけではなく、その前のスペースも利用できることなどから、積載量は従来の2倍に。取り扱い中の物理的負担も軽減するなどの効果を持ちます。また、脱着の容易さもポイントで、KLMオランダ航空は、アイテムを取り外し、貨物機から通常の旅客機への変身も、1時間以内に可能であるとしています。

 カーゴシートバッグ搭載での初飛行は、ボーイング777型機で実施。上海からアムステルダムまで、950箱の医療救援物資を輸送したとのことで、172個のカーゴシートバッグが使われたといいます。

【了】

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