首都高の路線「欠番」のナゾ 実は複数 現実に存在するの?

埼玉にも欠番

 埼玉にも欠番が存在します。

埼玉:S3とS4

 首都高の「埼玉線」にあたる路線は、開通順にS1川口線(江北JCT~川口JCT)、S5埼玉大宮線(美女木JCT~与野JCT)、S2埼玉新都心線(与野JCT~さいたま見沼)の3路線。S3とS4が抜けています。

 このうちS1とS2は開通の順番に準じていますが、埼玉大宮線は、5号池袋線と一体であることから「S5」とされています。

 現時点では、S5の与野JCTから北へ、上尾市まで首都高を延伸する「新大宮上尾道路」の事業が進められていますが、この路線番号は未定であり、S3とS4に相当する新線計画があるわけではありません。

 ただS2埼玉新都心線は、国の道路計画で外環道と圏央道のあいだに構想されている「核都市広域幹線道路」の途上にあたり、埼玉県などが国に対して東北道方面への延伸を要望しています。

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首都高の路線図。欠番も存在する(画像:首都高速道路)。

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 ちなみに、路線番号が計画段階から変わっているケースもあります。たとえばレインボーブリッジのある11号台場線は、もともと計画上は「高速12号線」とされ、「高速11号線」は、C2中央環状線から千葉ニュータウン方面へ延びる路線とされていました。

 首都高速道路によると、実際の路線番号は、こうした建設計画や開通の順序、路線のつながりなどを考慮して決まっているそうです。

【了】

【画像】欠番路線の痕跡? 本線上の「謎の空間」

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