過去最高赤字のANA HD 2021年度は5機種、計32機退役でスリム化へ 777が14機&A320も
2022年3月までに退役する旅客機の概要
ANAホールディングスは、2020年度、大型のボーイング777型機を中心に35機を退役させました。この日新たに、以下の32機が2022年3月までに退役予定であると発表しています。
・ボーイング777-300型機:10機
・ボーイング777-200型機:4機
・ボーイング767-300型機:3機
・ボーイング737-700型機:5機
・エアバスA320-200型機:10機
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一方で、導入予定の旅客機はボーイング787-9型機やエアバスA321neo型機など、20機の予定です。
ANAホールディングスでは、このほか、新ビジネスを展開することで、難局を乗り越えようとしています。昨年10月に設立が発表された「第3ブランド」と呼ばれる国際線LCC、2021年4月に創業したデジタルプラットフォーム企業「ANA X」などがこれにあたります。
片野坂社長は、「第3ブランド」のLCCについて「体制は整ったが、まだまだやることがある」、「ANA X」については「期待している」と現状をコメントしています。
なお、2020年度は前年比95%の減少となった国際線については「自社だけでは難しいが、デジタルな仕組みの開発」などがポイントとしながらも、「年内には渡航制限が改善されるのでは」と話しました。
【了】
A320はceo前の従来機をneoに置き換えるためのもんですな。