オトナっぽい航空会社…ですよね!? スターフライヤーの機内番組が尖りすぎな件

国内線用旅客機で「個人モニター」を先んじて導入した航空会社のひとつ、スターフライヤーは、黒基調で革張りシートなど少しオトナな雰囲気を持ちます。ただ、その機内モニターには、ギャップあふれるコンテンツが隠されていました。

福岡「うどんvsラーメン紛争」を中世ドキュメンタリー風に…

 近年、国内線用の旅客機でも「個人モニター」を搭載するのは、いまや珍しいことではなくなってました。この画面のなかでは各社が工夫を凝らし、さまざまな番組を用意しています。

 国内線機材において初めて全席個人モニターを導入したのは、今はなきJAS(日本エアシステム。現JAL)でしたが、現存する航空会社でもっとも長い歴史をもつのが、北九州を拠点とするスターフライヤーです。

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スターフライヤー機(乗りものニュース編集部撮影)。

 このスターフライヤー、機内のキャッチコピーを「プライベートオフィスのように快適に」「ホテルのラウンジのような寛ぎ」としていることもあり、黒基調の胴体や革張りシートの内装をはじめ、少しオトナな雰囲気が漂う航空会社です。ただ、機内エンタメサービスの面から見ると、それとは大きく異なるユーモラスな面が見られます。

 そのユーモアは、番組一覧のなかにさり気なく組み込まれています。タイトルは「WORLD FUKUOKA NEWS」。サムネイルは一見するとただの海外のニュース番組に見えますが、これが「ニュース番組を模したバラエティ」なのです。平時は、スターフライヤーのお膝元、福岡県のテレビ西日本(TNC)で放映されています。

 この番組は、福岡のローカル過ぎる話題をニュース風に紹介。キャスター・リポーターは外国人を起用し、本編のほとんどが英語で展開されますが、字幕や話の展開には終始笑わせられます。たとえば、2021年4月搭乗時のトピックは「長年続く紛争」と題し、福岡県で根強い「うどん派」「ラーメン派」の対立について紹介します。ただ、このタッチは、さながら「中世の戦の歴史を振り返る」ドキュメンタリーといった様子です。

 スターフライヤーによると、これは「地元の情報を発信したい、当時の担当者の意向」で実現したとのことで、機内では、2019年から放映が開始されています。なお、スターフライヤーによると機内で放映される番組は3か月おきに変更となるそうです。

標準的な国内線用旅客機より広い座席間隔をもち、落ち着いた機内を採用しながらも、このように遊び心ある「尖った」コンテンツを採用してしまう、そのような遊び心のあるギャップも、高い顧客満足度に強みをもつスターフライヤーの魅力なのかもしれません。

【了】

【なんか壮大だ!】スターフライヤーの尖った機内コンテンツを見る

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