被害甚大くま川鉄道 国と地方の補助で運転再開へ 上下分離など受け 令和2年7月豪雨

復旧へお金の目途がつきました!

まもなく全線不通から1年

「令和2年7月豪雨」で橋梁の流出など甚大な被害を受け、現在も全線で運転を見合わせているくま川鉄道の復旧について、国土交通省は2021年5月18日(火)、「特定大規模災害等鉄道施設災害復旧事業費補助金」による支援を行うと発表しました。

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くま川鉄道のKT-500形ディーゼルカー(画像:くま川鉄道)。

 地方自治体などが鉄道施設、鉄道用地などを保有し、鉄道事業者に無償貸与する上下分離方式の導入を含む復旧方針がとりまとまったことを踏まえて行われたものです。

「特定大規模災害等鉄道施設災害復旧事業費補助」は、対象となる災害が「大規模災害からの復興に関する法律第2条(特定大規模災害)等」で、補助要件は「災害を受けた事業者が過去3年間赤字」「事業構造の変更により、鉄道事業者が復旧した鉄道施設を公的主体が保有(上下分離方式)」、補助率は国が2分の1、地方が2分の1(補助災害復旧事業債100%充当、元利償還金の95%に対して普通交付税措置)です。

 2021(令和3)年度の予算額は、2億1100万円(事業費4億2200万円)とされています。

【了】

【列車が船みたいに…】大水害に見舞われた当時のくま川鉄道【押し寄せた濁水】

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