電車内で耳にする「英語アナウンス」何て言ってる? 「融合してコンティニュー」とは
電車の車内で流れる英語放送、実際にどのような文章になっているのでしょうか。複雑な表現もあれば、日本語と異なる内容になっている場合もあります。
車内放送で学ぶ英語表現
グローバル化やインバウンド需要への対応のため、鉄道でも駅や車内で英語の案内放送を行う場面が増えてきました。その英語放送、実際にどのような文章になっているのでしょうか。もちろん日本語の放送内容と主旨は同じでしょうが、細部に違いが見られます。
![Large 20210527 01](https://trafficnews.jp/wp-content/uploads/2021/05/107443_ph2.jpg)
●レア度1
・「次は、○○、お出口は△側です」
The next station is Shibuya, station number JY20. The doors on the left (right) side will open.
【訳】次の駅は渋谷、駅番号JY20です。左(右)側の扉が、開きます。
※「左側の扉」を「The doors on the left side」と表現します。鉄道会社によっては、停車駅を「stop」と呼ぶところもあります。
・「〇〇線はお乗り換えです」
Please change here for the Saikyo line and the Hibiya Subway line.(JR東日本在来線)
【訳】こちらで、埼京線と地下鉄日比谷線に乗り換えてください。
Passengers changing to the Setagaya line, please transfer at the station.(東急ほか)
【訳】世田谷線へ乗り換える乗客は、その駅で乗り換えてください。
Passengers going to the Meitetsu line, please change trains here at Gifu-Hashima.(新幹線)
【訳】名鉄線へ行く乗客は、こちら岐阜羽島で電車を乗り換えてください。
※「乗り換える」という言葉は、「change」と「transfer」のふたつが主に用いられます。
ちなみに、横浜市営地下鉄は「Yokohama municipal subway」と英訳される一方、私鉄であるりんかい線は「Tokyo rinkai kousoku tetsudo rinkai line」、東葉高速鉄道は「Toyo kosoku tetsudo line」、江ノ電は「Enoshima dentetsu line」、泉北高速鉄道は「Semboku kosoku line」とほぼ日本語で案内されます。
京王競馬場線など、一駅だけの支線に乗り換える場合、「for Fuchu-keiba seimonmae」などと、路線名を省くことがあります。
・「まもなく○○に到着します」
Arriving at Omotesando.(東京メトロ)
【訳】表参道に到着しています。
We will soon arrive at Shimo-kitazawa.(京王ほか)
【訳】(私達は)まもなく、下北沢に到着します。
We will soon make a brief stop at Shin-fuji.(新幹線)
【訳】(私達は)まもなく、新富士で短い停車(一時停止)を行います。
※新幹線や関西のJR在来線で耳にする独特の表現が「make a brief stop」でしょう。通過待ちがある際も、「brief」(短い、束の間)と案内されるのはご愛嬌でしょうか。なお、JR東日本在来線は、到着の放送でも「The next station is~」を使います。
「融合してコンティニュー」と発音しているわけではないんですね。
紛らわしい。
これは放送にはないですかね、
Watch your step!
terminal が不吉だといいがかりをつけていた人がいたので、じゃあ何と言ったら良いのかと思っていたら、別の国で
We are alivivg at the final station, Seoul.
というのを聞きました(結構前のことなので今はなんと言っているか知りません)。
車にも電車にも、タイヤや車輪はいくつもついていますから、乗り物についている停止装置は、ブレーキではなくbrakesになります。エマージェンシーブレークスと言っているはずです。