SUVはなぜスペアタイヤを背負っていたの? 今や少数派 あの位置であったワケ

背面のスペアタイヤはなぜなくなった?

 そもそもSUVに限らず、いまはスペアタイヤ自体を積まないクルマがほとんどです。背景には、燃費の重視や軽量化、道路事情の改善、タイヤの耐パンク性能が向上したことなどが挙げられます。

 また、背面にスペアタイヤを取り付けるには、リアゲートのヒンジ(ちょうつがい)を強化するなど、ボディー側の強度も必要で、さらに重量が増してしまうと三菱自動車は話していました。

 デザインとしても、いまのSUVはリアゲートの傾斜がきつくなっているなど、スペアタイヤの取り付けは全く考慮していないであろうモデルがほとんど。逆にいえば、付き物だったスペアタイヤをなくしたことで、リアデザインが自由になった側面もあるのかもしれません。

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三菱パジェロ。国内向けはすでに生産終了(画像:三菱自動車)。

 ただ、ジムニーは違います。

 2018年に20年ぶりのモデルチェンジとなった現行ジムニーは、背面のスペアタイヤも踏襲し、なおかつより箱型のデザインになりました。

 そのジムニーのスペアタイヤカバーは、まさに多種多様なものが販売されており、すれ違うクルマごとに異なるデザインが見られるほど。スペアタイヤやそのカバーが、個性を引き出すひとつのアイコンになっているようです。

【了】

【今見るとカッコいいよな…】タイヤを背負った懐かしSUVを写真でチェック!

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コメント

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3件のコメント

  1. 見てくれだけの車までSUVで一括りにするのやめればいいのに。
    それかジムニーやランクルのような車は別ジャンルにしてほしい。

  2. RV車で走るフィールドを考えたら背面スペアーは有用です。モドキのSUVには必要ないですよね。

  3. 最近はスペアタイヤの代わりにパンク修理キットがトランクルームに常備されていますね。
    でもSUVにはやはりデザイン的にリア部分にスペアタイヤがある方がしっくりきますね。

    伝統のスペアタイヤを搭載しているジムニーがあるのだから、同じスズキ車の他のSUV(ハスラー、クロスビー等)にもスペアタイヤ付けられるようにモデルチェンジまたはマイナーチェンジして欲しいかなぁ…?