西武鉄道の「2000系」 前面には列車種別表示器と行先表示器… もうひとつはナニ?

西武鉄道の2000系電車は、前面に列車種別表示器と行先表示器を設置していますが、向かって右側にもスペースがあります。これはいったい何なのでしょうか?

白幕で残るのは1編成のみ

 西武鉄道の2000系電車は、駅間の短い西武新宿線の各駅停車用として1977(昭和52)年に製造開始。乗降時分の短縮を図るため片側4ドアとしたのが特徴です。当初は6両編成でしたが、1983(昭和58)年に一部の編成を8両化するとともに2両編成も登場。総計122両が製造されました。近年では廃車が進み、2021年5月末で8両編成2本、6両編成3本、2両編成9本の計52両の陣容となっています。

 この2000系電車、前面上部には向かって左に列車種別表示器、真ん中に行先表示器が装備されていますが、右側にもスペースがあります。このスペースはいったい何なのでしょうか?

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西武鉄道2000系電車。前面向かって右側にスペースがある(赤矢印)。写真は2001編成で、2021年5月末現在で唯一白幕表示となっている(2021年4月、伊藤真悟撮影)。

『鉄道ファン』1977年5月号(通刊193号/交友社・刊)に掲載されている新車解説記事によると、前頭部向かって右側のスペースは運行番号表示用として設けられたとのこと。しかし、差し当たり使う予定はなかったそうです。

 運行番号表示用のスペースは、車体デザインを変更した新2000系電車や、9000系電車、さらに秩父鉄道直通運転用として登場した4000系電車にも受け継がれていますが、いずれも運行番号表示として使われたことがありません。

 2000系の運行番号表示用スペースは当初、白幕表示でした。しかし行先表示の幕が白地から黒地になったことやLED化されたこともあり、車両更新工事などにより順次黒幕表示に変更されています。

 2021年5月末現在、運行番号表示用スペースを白幕で表示しているのはトップナンバーの2001編成のみです。

【了】

※一部修正しました(6月4日18時24分)。

【写真】池袋線を走る31年前の2000系ほか

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コメント

1件のコメント

  1. 東武東上線の8000でむかし運行番号表示幕として使われていたという部分は、しばらく使われていませんでしたが、内部照明が客室灯と連動で、しかも中間となる運転台でも点灯していました。後に列車種別幕に充てられました。