陸自 第1空挺団 新たな物量投下器材「タイプV」演習で使用 C-2でも検証へ

アメリカ軍との相互運用性向上が目的。

アメリカ製物量投下器材の検証を実施

 陸上自衛隊唯一のパラシュート部隊である第1空挺団は、2021年6月7日から6月12日までの間、富士山のふもとに広がる東富士演習場において令和3年度第1空挺団演習を実施。そのなかで新型の物量投下器材を用いたことを明らかにしました。

 公開されたのは、「Type V」と呼ばれる重物料投下器材プラットフォーム。これは車両などの重量物を積載し、空中から落下傘を用いて地上へ下ろすための装備です。

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重物料投下器材「Type V」で投下された第1空挺団の1 1/2tトラック(画像:陸上自衛隊)。

「Type V」は、アメリカ国防総省とケープウェル・エアリアル・システムズ(バージニア州)が共同開発した空中投下用プラットフォームで、アメリカ空軍が運用するC-27やC-130、C-17、C-5といった各種輸送機に合わせた規格となっているのが特徴です。

 そのため、「Type V」を用いることでアメリカ軍と高い互換性を確保することができるようです。

 なお、演習では航空自衛隊のC-2輸送機から投下を行っており、第1空挺団によると、島しょ部での任務遂行に必要な練度の向上を図ることができたとしています。

【了】

【機動戦闘車まで】空自輸送機への各種積み込みの様子

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