陸自の華、空挺降下支えるC-130はどんな飛行機? 半世紀越え活躍するベストセラー機

「空挺」とは、飛行中の輸送機や輸送ヘリからパラシュートで降下することですが、これを実施する陸自の空挺部隊は、隊内でも最精鋭部隊のひとつとして知られます。そうした彼らの空挺を裏から支えているのが、輸送機C-130です。

まさに縁の下の力持ち、輸送機C-130

「キャメル、現在コース良し、そのまま進入。キャメル、コース良し、コース良し、用意、用意、用意。降下、降下、降下!」

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空自の輸送機C-130Hから次々と降下していく陸自第1空挺団の隊員たち(矢作真弓撮影)。

 会場内に放送される陸上自衛隊第1空挺団降下誘導小隊の誘導音声。その音声誘導に従い、多くの空挺隊員を乗せて飛来してきたのが、航空自衛隊のC-130H輸送機です。定められたポイントに向けて正確に飛行してくる大型輸送機と、機体後部にある左右の扉からパラシュートを装着し降下してくる空挺隊員の姿の組み合わせは、C-130H輸送機を最も魅力的に見せます。

 時と場所を選ばず、多くの物資を空輸することができる輸送機として、多くの国で活躍しているのがこのC-130大型輸送機なのです。

 海上自衛隊も同型機を運用していて、全国のイベントなどでその勇姿を見ることができます。どのような輸送機なのでしょうか。

 C-130輸送機は、1956(昭和31)年にアメリカで運用され始めた輸送機です。初期型のA型から最新のJ型まで、多くのバリエーションがあります。なかには、重武装したAC-130という対地攻撃能力を持った機体も存在します。

 航空自衛隊ではC-130Hというタイプを14機、空中給油装置を備えたKC-130Hを2機保有しています。導入当初はC-1中型輸送機の後継になるのではないかと言われていましたが、C-130Hの方が大きく、国内を機敏に動き回るにはC-1の方が都合良いとの理由で、航空自衛隊では2種類の輸送機を用途に応じて使い分けています。

 海上自衛隊ではC-130Rというタイプを運用しています。海上自衛隊では、C-130R導入決定時にYS-11M/M-Aというタイプの輸送機を運用していましたが、東日本大震災の救援活動などにおいて、YS-11の急激な飛行回数の増加がありました。そのため個々の機体に定められた運用限界の飛行時間に早期に到達してしまうことが予想されました。

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1件のコメント

  1. 第1空挺団の初降下訓練始めを見学した時に驚いた事はYouTubeなどで観るよりも一秒感覚での素早い飛び出しに圧倒されました。その時はアメリカ特殊部隊グリーンバレーの降下も披露されましたが流石アメリカ特殊部隊から共同訓練を申し込まれたという第1空挺団の降下はアメリカ特殊部隊グリーンベレーに全く負けていませんでした。
    まず素早い飛び出し、そして綺麗に足が揃った降下姿勢、そして降下後の素早い行動まで噂以上でした。