原付ナンバー隠し「法的に自転車にする」装置 放置駐車も対象外に 操作性さらにUP
原付扱いのペダル付き電動バイクのナンバープレートを隠すことで、法的にも自転車として認められるようになる装置、グラフィットの「モビチェン」リリース前の製品をキャッチしました。駐車の扱いなども、「自転車」になるようです。
放置駐車も「自転車扱い」に
「原付と自転車では交通ルールに大きな違いがありますが、モビチェンを作動させた状態では、走行中も駐車中も完全に自転車としてみなす、と警察庁から直接、連絡をいただきました」と、鳴海社長もさらにモビチェン効果に自信を深めています。警察庁は、自転車モードならば放置駐車についても対象外とする見解を出しています。
では、公道走行のスタイルを変える画期的な装置が、どのように変化しているのか、比較してみましょう。最も大きな違いは、モード切り替えがより確実で便利に変化していることです。警察庁はモード切り替えが成立する条件として以下の3つを挙げています。
・第三者からモードが識別できる。
・停車中にしか切り替えできない。
・モードを超えた動力を供給しない。
モビチェンの場合、ナンバーを表示させていれば原付バイク、シャッター機構でナンバーを隠せば黒字に白の自転車を示すピクトグラムが表示されますが、下から上にシャッターを上げる仕組みなので、意思に反してシャッターが勝手に下がることはありません。しかし、操作が簡単でなければ、シャッターを引き上げるのは面倒に感じるかもしれません。このため片側のレバーをさらに大きくして、シャッターと連動させ、レールに沿ってテコの原理で軽く引き上げられるようになりました。
また、停止中にしか切り替えられないことを確実にするため、モビチェンは左右のスイッチを同時に押してシャッターを引き上げます。灯火スイッチにもなっているそのボタンは、シリコンカバーが付いて大きく押しやすく、触れた感じもソフトになりました。スイッチのタッチの改良は、モビチェンの評価を決めるカギになります。
シャッターは金属製で、黒の塗装も上質感があります。装着後の厚みは15mm程度に抑えられ、外観もすっきりしています。
「GFR-02」は19万8000円(税込)です。2モード走行を可能にするモビチェンは別売りですが、価格は未定。初回デリバリーはともに夏頃を予定しています。「GFR-02」の初回予約は終了し、次回の予約時期は未定です。
【了】
Writer: 中島みなみ(記者)
1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。
絶対にナンバーを隠してペダル使わずにそのまま歩道走行したり逆送する奴等が増えそう
自転車のルールが適応されるから逆走になら無い?違いますよ?一方通行は自転車にも適応されます。自転車をのぞく叉は軽車両をのぞくなどの補助標識があれば自転車は逆走にならないだけ!誤解を招く記事はどうかと思います。違法駐車にならなくても違法駐輪にはなりますのでその点も書くべきです。
いい試みだけど大抵この手の機構をつけると改造して悪用するのが出てくるから悪用したら意図的じゃなくても厳罰化しておかないとね…。
これを良い商品として紹介してる乗りものニュースはどうかしてる。見損なった。二度と見ない
大した利益にもならないだろうにこれを売ろうとするために一生懸命な人の真意がわからない。
私の田舎の中学校なんか自転車通学にはヘルメット必須でしたよ!
適応、黒字…
記事のトピックには異論ありませんが、報道の性格が濃くなる内容でもあるので、校正や校閲はしっかりお願いしたいなと感じました。
ナンバー隠していれば免許は要らないってこと?