テロ警護のリアル! 五輪控え警視庁が大規模訓練 暴徒化した群衆制圧 銃弾の雨を走るSP

東京オリンピック・パラリンピックを控え、警視庁が大規模なテロ対策訓練を行いました。屋根の上で飛び跳ねる暴徒、狙撃を受け車内にねじこまれる要人…現実さながらの訓練は鬼気迫るものです。

ランクルが揺れる。クルマを盾に要人を守る

 要人警護の中でも車列を組んで警護をする「車列警護訓練」を見せたのは、警護課と第5機動隊です。要人に迫る不審車両と衝突することなく、いかに要人を素早く搬送するか実演していました。

 賓客車(メルセデス)を中心に、警護車(ランドクルーザー)、遊撃警護車(レクサス)、随行者が乗る随員車(クラウン)の4台があり、その前後をパトカーが挟む形で車列が組まれています。要人の乗る賓客車の助手席には、警護課に所属するSP(セキュリティポリス)が同乗しています。

 車列警護は、ただ並んで走っているわけではなく、不審車を確認した場合、まずパトカーや警護車がその行く手を阻み、残った車両は賓客車の素早い退避に注力するという役割分担を行います。なお、車列に近づくのが一般車両であっても要人の通行が最優先となるものの、一般車両を止めた場合には「ご協力ありがとうございました」と謝辞が入ります。

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狙撃をかわしながら走るSP(中島みなみ撮影)。

 不審車が執拗に追いかけてきた場合、助手席から身を乗り出した警察官は、後続車との間合いを運転する警察官に伝え、安全を確保しながら行く手を阻みます。ランドクルーザーが前後左右に車体を揺らせて車間を詰める様子は、訓練とはいえ見る人の緊張を高めました。

 また、クルマを降りた瞬間を狙う、狙撃に対応する訓練も披露されました。防弾仕様のブリーフケースを盾に要人を車両に押し込めるSPと、いち早く走り出しながら警護のために車列を作る冷静な対応は、東京大会の安全と安心を高めます。

【ド迫力】黒塗りセダンもボッコボコにする警視庁訓練をとくと見よ!(写真)

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