テロ警護のリアル! 五輪控え警視庁が大規模訓練 暴徒化した群衆制圧 銃弾の雨を走るSP

東京オリンピック・パラリンピックを控え、警視庁が大規模なテロ対策訓練を行いました。屋根の上で飛び跳ねる暴徒、狙撃を受け車内にねじこまれる要人…現実さながらの訓練は鬼気迫るものです。

爆発物処理はセグウェイに乗って

 不審者への職務質問から暴挙に出たテロリストを逮捕する訓練は、警備第1、2課、東京国際空港テロ対処部隊に第2、6機動隊が担当しました。この種のテロ対策訓練は、これまでも公開されてきましたが、今回は、不審物をかぎ分ける警察犬や、セグウェイを操る警察官も登場しました。セグウェイに乗る警察官は、事件の発生を知らない空港利用者を、一刻も早く規制線の外に誘導する役目を担っています。

 また、市街地で銃器を使用したテロ対処訓練では、2015(平成27)年のサミットをきっかけに組織された緊急時初動対応部隊(ERT)と警備犬、特殊部隊(SAT)が連携。先陣を切って飛び出した警備犬が犯人逮捕のきっかけを作る場面が想定されました。

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爆発物を耐爆ポッドに運ぶ爆発物処理用具I型(中島みなみ撮影)。

 この日の訓練を査閲(成果を確認すること)した斎藤 実警視総監は、開会式まであと30日と迫る中、こう話しました。

「本日の訓練は緊迫した事態を想定したものだったが、いずれも迅速的確な対処がなされていた。東京2020大会の警備の目的は、安全かつ円滑な開催はもとより、平穏な都民生活の確保と首都東京の社会機能維持に万全を期し、東京に集うすべての人々の安全と安心を確保することにある。警視庁にとっても経験したことのない極めて困難な警備となるが、我々はなんとしてもこれをやり遂げなければならない。7年以上にわたって練り上げてきた対策と訓練の成果を大いに発揮し、全国から派遣される特別派遣部隊とも力を合わせて、それぞれの持ち場で全力を尽くして、課せられた使命を果たしていただきたい」

【了】

【ド迫力】黒塗りセダンもボッコボコにする警視庁訓練をとくと見よ!(写真)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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