3つの「JALのLCC」どう差別化? JALへの影響は? JAL幹部が語るJJP・SJO・ZIPの戦略

「LCC強化」を打ち出すJALグループ、新たにグループに加わった春秋航空日本のほか、ジェットスター・ジャパン、ZIPAIRの3社はどのように差別化を図るのでしょうか。JALの幹部が、それぞれの戦略について語っています。

コロナで大きく変わった航空市場

 新型コロナウイルス感染拡大下、JAL(日本航空)グループでは、「今後、回復・成長が見込まれる観光・親族友人訪問といったマーケットで収益を生み出し、事業領域を拡大することを中期事業計画のひとつとする」しています。ここで挙げられるのが、レジャー需要に対応したLCC(格安航空会社)の強化です。

 2021年6月30日(水)、グループ企業のLCCとなるジェットスター・ジャパン、ZIPAIR、そして新たに加わった春秋航空日本(スプリング・ジャパン)についての今後の戦略を、JALの路線事業本部長の豊島滝三専務執行役員が説明しています。

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JALグループのLCCが並ぶ光景(2021年6月30日、乗りものニュース編集部撮影)。

 大まかな3社の区分けとしては、春秋航空日本が中国方面の近距離国際線、ジェットスター・ジャパンが国内線、ZIPAIRがアメリカ方面などの中長距離国際線を担います。

 JALがこのたび連結子会社化した春秋航空日本では、中国の旅行会社で春秋グループとの共同経営を通じ、JALではリーチできない中国市場のホワイトスポット(未就航地)を開拓していくとのこと。おもに中国からのインバウンドマーケットに着眼した、「JALにしかできない中国特化型LCC」としています。

「春秋グループは中国マーケットのずば抜けた販売力をもちます。中国には、JAL単独での乗り入れは難しいものの、まだホワイトスポットがあります。春秋グループさんとはパートナーとして協力し、春秋航空日本の成功につなげていきたいと思います」(JAL 豊島滝三専務執行役員)

 ちなみに、春秋航空日本は国内線も運航していますが、こちらについて豊島専務は「運航は続けていく予定です」と話しました。

【写真と資料で解剖】JALグループのLCCの機体&戦略図

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コメント

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2件のコメント

  1. TwitterでJR只見線云々と書かれていた件はどちらに?

  2. といってJAL本体も、普通席・エコノミーの快適性は重視しても、
    上級クラスはあまり意識していないように思えるのよねぇ~。