福岡市営地下鉄七隈線に新型車両「3000A系」今冬導入へ 車体にスカイブルー追加

座席や吊革にも進化があります。

「希望の未来」が込められた新しい車体色

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福岡市地下鉄七隈線に導入される3000A系電車(画像:福岡市交通局)。

 福岡市交通局は2021年7月1日(木)、市営地下鉄七隈線に新型車両「3000A系電車」を導入することを発表しました。

 これは2022年度に七隈線の天神南~博多間が延伸開業するのにあわせ、増備車両として導入されるものです。4両編成が4編成導入予定です。

 3000A系電車の車体は3000系をベースとしているものの、前面と側面に新たにスカイブルーの塗装が追加されます。これはアフターコロナのまちの発展を支える地下鉄の象徴として「希望の未来を示す、広く澄んだ青空」がイメージされています。

 車内の色調は、博多織の五色献上色の「紫」「青」「赤」「黄」「紺」のほか、「櫛田の銀杏」で有名なイチョウの木をイメージしたより明るい木目柄が車内連結部付近に配色されています。

 両先頭車には、7人掛け座席を5人掛けに縮小することで、出入口付近のスペース拡大。分散乗車や密の緩和を図るねらいがあります。

 さらに、優先座席の一部の高さを、通常座席の430mmより60mm高い、490mmとしています。あわせて座面間に肘掛けを設置し、立ち座りしやすい構造としています。

 そのほか、吊革にも3000系との違いが。形状は台形から三角形になり、向きが座席側から進行方向向きに変更されます。

 ちなみに、「3000A」のAは、「進歩、前身」を意味する「Advance」の頭文字からとられています。

 新型車両の車両基地への搬入は2021年9月下旬から10月上旬、運行開始は先行2編成が2021年冬頃、残る2編成が2022年度を予定しています。

【了】

【新型車両「3000A系」の内装・外装】

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コメント

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1件のコメント

  1. 福岡市営地下鉄七隈線って日本初の無人運転の地下鉄になるのでしょうか。
    3000系、3000A系に乗務員用ドアが無い(代わりに運転士乗降用のドア開閉スイッチがある)
    運転台にカバーがある
    最後尾となる場合は運転台がカバーされ、乗客が入れるようになっている。運転士が居る場合は扉ではなくバーで仕切られる
    七隈線の車両がゆりかもめや日暮里・舎人ライナーみたいであるので、無人運転は可能です(後はホームの安全対策…)。