ゆっくり走れば大丈夫では?新幹線や道路 なぜ大雨で運転見合わせ通行止めになるの?

関東・東海地方を襲った大雨の影響により、東海道新幹線や高速道路、在来線、一般道など各所で運転見合わせや通行止めが発生しています。「ゆっくり走れば大丈夫では?」と思うかもしれませんが、それは危険な行為です。

「ゆっくり」でも災害の危険性を自分で高めることに

 関東・東海地方を襲った大雨のため、東海道新幹線は2021年7月3日(土)の始発から、速度を落としての運転、運転見合わせの状況になりました(10時45分に運転再開)。

 また道路でも、新東名や東名高速道路などで通行止めが発生しているほか、静岡エリアの在来線には引き続き運転見合わせが発生しています。

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雨中を走行するN700系(画像:写真AC)。

 土砂崩れなどが発生していないのなら、「すぐ止まれる速さで気をつけて走れば大丈夫では?」と思えるかもしれませんが、大雨でストップになるのは理由があります。大量の雨が浸透して地盤がゆるんでおり、見た目で問題なくても、路盤の崩壊、土砂の流入といった災害の危険性が高まっているからです。

 いくらゆっくり走るといっても、ゆるんだ地盤に衝撃を与えることになるため、自ら危険性を高め、災害を誘発させるようなものです。

【写真図解】これはアブナイ! 大雨が降ると新幹線の線路 どうなってしまうのか…!?

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コメント

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1件のコメント

  1. あとは関ヶ原らへんに雪よけシェルターを設置するだけですね!