横須賀~北九州の東京九州フェリーなぜ生まれた 消えていった首都圏航路 状況は変化
死神博士とショッカーも乗船したフェリーとは?
首都圏~九州のフェリー航路は、2000年代に相次いで撤退を余儀なくされています。それぞれの航路を振り返ってみましょう。
●シャトル・ハイウェイライン
・区間:久里浜港(横須賀市)~大分港
・2004(平成16)年就航、2007(平成19)年休止・廃止
2000(平成12)年にこの航路開設が発表された際は、性能の良い新造船の導入による約17時間での運航が想定されていました。しかし中古船の使用に変更されたことで、機関の古さからくる欠航・遅延や計画を大幅に上回る所要時間、かつ船員確保の遅れで就航が大幅に延期となるなど、その信頼性の低さが顧客獲得の妨げとなりました。
また両側の港は高速道路から遠く、特に大分港は現在の東九州自動車道が建設半ばで、設立に関わった北九州地方の荷主にすら敬遠されるような状態が続いていました。これに原油の価格が就航当時から倍以上まで跳ね上がったことや、高速道路ETCの振興策として2005(平成17)年から「コーポレートカード(大口顧客などトラックの一律割引)」が導入されたことなどでトラックの長距離陸送が多くなります。結果、この航路は運航会社の経営破綻によって、わずか3年で幕を閉じました。
●マリンエキスプレス(京浜航路)
・区間:川崎港~高知新港~日向細島港、川崎港~那智勝浦港~宮崎港
・1971(昭和46)年就航(川崎~日向細島)、2005(平成17)年までに全航路廃止
現在の浮島IC(東京湾アクアライン)付近にあった川崎港ターミナルを拠点に、木更津などへの航路を持っていた日本カーフェリーが就航した航路です。1972(昭和47)年には、実際の航海中に撮影された特撮ドラマ「仮面ライダー」で、ショッカーや死神博士がそのままの格好で船内を歩き、船員に変装して尾行する一文字隼人(仮面ライダー2号)と同じ船上で旅を満喫したことでも知られています。
ただ、高速バスの台頭や高速道路の整備で、両航路とも旅客・貨物利用ともに低迷、2002(平成14)年には、那智勝浦港(和歌山県)、高知新港への寄港で打開を図ろうとしました。しかし、こちらも折からの原油高が最後の致命傷となってしまった感があります。
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2021年現在は原油高もかつてほどではなく、かつ東京九州フェリーは新造船で安定した高速航行ができ、高速道路を利用しやすい場所に港を構えています。そういった意味で就航のタイミングは、過去の航路より整っていると言えるでしょう。
瀬戸内海航路のトラック優先が度を越していて、旅客に関しては阪九も名門大洋もすっかり評判を落としてるからなぁ・・・
マジでうまく分散されないかな。つうか大阪はトラックターミナルも悲惨なことになってるし、九州行くなら船でちゃっちゃと抜けてほしい!
私の乗用車と同乗者で一等クラスで97000円ですから、名門のらくらくフェリーにしました。
関東遠征も南港や泉大津からなら自走も苦にならないし、横須賀が以外に不便で都心から遠いいし。
GOTOで名門を使った時はらくらく割りで18000円でした。
一旦規定運賃を払い窓口で現金返却でしたがw
シャトルハイウェイラインも一度乗りましたが大型トラックの運転手さんが現金で150000円前後払ってたのを覚えてます。
東京九州フェリーは更に高いかな?
せめてルームチャージを廃止してくれないと高くて車を載せられないや
期待してたのに残念。
港運関係、近隣住民の不安に対し市は充分な説明なく、近年数年で大分航路が廃止になった経緯からも就航を歓迎してる市民は少ないのでは?