「品川に地下鉄」実現へ大きく進展 交通政策審議会が答申 「有楽町線の住吉延伸」も

「TX延伸」も実現するかもしれません!

事業主体は東京メトロが適切

 国土交通省の交通政策審議会が2021年7月15日(木)、東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方などについて、答申を公表。以下の2路線を「事業主体の選定や費用負担の調整を早急に進め、早期の事業化を図るべき」としました。

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リニア新幹線や在来線など多くの路線が集まる品川駅(画像:写真AC)。

●東京8号線の延伸
東京メトロ有楽町線を豊洲駅から分岐する形で延伸、半蔵門線の住吉駅へ至るもの。国際競争力の強化拠点である臨海副都心と、都区部東部の観光拠点などのアクセス利便性向上や、東西線などの混雑緩和に資する路線とされている。

●都心部・品川地下鉄構想
東京メトロ南北線・都営三田線の白金高輪駅と、品川駅を結ぶもの。六本木などの都心部と、リニア中央新幹線の始発駅で国際競争力強化の拠点である品川駅周辺地区とのアクセス利便性向上に資する路線とされている。

 答申ではこの2路線について、東京メトロが事業主体になることが適切、とされました。合わせてそれが東京メトロの経営への影響、完全民営化の方針に影響を与えないよう、支援の検討などが必要としています。

 また、東京駅付近と臨海部を結ぶ都心部・臨海地域地下鉄構想についても、常磐新線延伸(つくばエクスプレス)との接続も含め、事業化に向けて関係者による検討の深度化を図るべき、とされました。

【了】

【地図】今回 実現へ進展した新しい地下鉄路線たち

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コメント

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1件のコメント

  1. いくら地下鉄は建設費の2/3を行政が持つとは言っても、路線の設定改廃が政策に左右されて自由にならない会社の株なんて売れるんですかね?