マッハ8の極超音速ミサイルも発射可! ロシア最新原潜「クラスノヤルスク」進水

就役は2022年12月の予定です。

ロシア太平洋艦隊に配備予定の最新鋭原潜

 ロシア国防省は2021年7月30日(金)、北西部アルハンゲリスク州の都市セヴェロドヴィンスクにおいて原子力潜水艦「クラスノヤルスク」が進水したと発表しました。

「クラスノヤルスク」は、ヤーセン級攻撃型原子力潜水艦の4番艦で、全長約130m、水中排水量は約1万3800トン。乗員数は64名で、OK-650V加圧水型原子炉を搭載し、速度は水上で16ノット(約30km/h)、水中で31ノット(約57km/h)以上といわれています。

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セヴェロドヴィンスクの造船所で進水式を行う原子力潜水艦「クラスノヤルスク」とロシア海軍将兵(画像:ロシア海軍)。

 ヤーセン級は、旧ソ連およびロシアの攻撃型原潜として初めてミサイルの垂直発射装置(VLS)を装備したのが特徴で、船体中央に2列4本、計8基備えています。ここからは射程300kmの巡航ミサイル「カリブル」や、マッハ2.5で飛翔する超音速対艦ミサイル「オーニクス」、マッハ8以上で飛翔する極超音速巡航ミサイル「ジルコン」などを発射することが可能といいます。

「クラスノヤルスク」の進水式は、ロシア海軍司令官であるニコライ・エフメノフ提督による指揮の下、開催されたとのこと。同艦は2022年12月に就役する予定で、太平洋艦隊に配備される計画です。

【了】

【シャンパン割りも】「クラスノヤルスク」進水式の様子

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