逆さスカイツリー&弓矢スカイツリーの絶景! カヌーから見る別世界な東京 体験気軽に

視界は別世界! カルガモと同じ視点?

 カヌーに乗り込むと、今まで立っていた足下あたりに視点がくるので、まずこれが新鮮です。そしていよいよ出発。スムーズに進むには前後で同じタイミングで漕ぐのがポイントということで、同行者と「右、左、右……」と声を合わせながらパドルを動かします。

 すると、あまり力を入れていないのに意外なほどスーッと進みます。流れの穏やかな川なので、上流に向かっているのにほとんど抵抗感もありません。ガイドさんの指示に従って「右、左、右……」を繰り返し、 “案外いい調子?”などと思い始めたところで、船首が思わぬ方に向き焦ってしまいます。「急がずのんびり行きましょう」と、こちらのペースで漕がせてくれたので、次第にコツがつかめてきました。

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乗船した2人用のカヌーと、ガイドの1人用カヌー(古屋啓子撮影)。

 旧中川は、地元高校のボート部やボート協会の練習場になっているそうですが、この日はあまり他の船が通らなかったため、ゆっくりと練習することができました。もし他の船が通るようなら、カヌーを右側に寄せてやり過ごせばいいそうです。「船は万国共通で右側通行」ということも、初めて知りました。

 晴天に恵まれたこの日は気温も30度近くまで上がっていたものの、川の上は風が通ってそれほど暑くは感じません。けれども、やはり炎天下。橋の下に入っては日陰で休憩し水分補給をします。初心者は神経が舳先とパドルに集中しているため喉の渇きを忘れがちなのだそうです。

 旧中川の両岸は遊歩道が整備されていますが、橋の下の光景を楽しめるのはカヌー体験ならでは。休憩を挟みつつ漕いでいくと、浅瀬を泳ぐカルガモや、川岸で魚を狙うサギ、クイの上で羽を乾かすカワウなども目にすることができました。

【まさに「下からの絶景」!】カヌーで目指すスカイツリー一部始終

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